2008年11月12日 (水)

二階俊博 経済産業大臣

ニュースを見ていて驚きました。最近の産婦人科救急の崩壊に関連しての発言ですが、
「政治の立場で申し上げるなら、何よりも医者のモラルの問題だと思いますよ。忙しいだの、人が足りないだのというのは言い訳にすぎない」(二階俊博 経済産業大臣)
との事でした。これが今の政府と自民党の本音かも知れません。
ただし、短期間であれば人間必死になって仕事ができるかも知れませんが、長期間続く、見通しが立たないととなるといくらモラルの問題と言ってもできるものではありません。これでまた、救急の現場から産婦人科や小児科の医師が逃散するのではと心配になります。システムとそこにかかるコストを無視すればいずれ崩壊してしまう事は自明と思います。googleで「二階俊博」と入力し検索をかければ、この方がどの様な政治家であるかは客観的にわかります。どこかの県に道路をどんどん造れば病院にかかりやすくなると言った政治家もおられましたが、道路の先に病院がなければどこにかかるのでしょう。

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2008年8月10日 (日)

社会保障費2200億円削減

 人口の高齢化等による自然増を含む社会保障費が2001年度より毎年2200億円ずつ削減されています。政府はまもなく行われるであろう衆議院選挙への余りお金のかからないポーズとして、今の医療や福祉の崩壊について対策を示してはいますが、毎年2200億円ずつ切り詰められ続けている医療と福祉が改善する見込みはないと思います。ここまで医療と福祉の崩壊が叫ばれているにもかかわらず、来年度もさらに2200億円の削減を行う事が政府で決定されています。現在の自民党と公明党は、医療と福祉は単なるお荷物であって、後期高齢者とともにそのコストを徹底的に削減したいと考えているようです。
 後期高齢者や65才以上の障害者を後期高齢者医療制度に一括してまとめましたが、この事が将来何を意味するのか。いわばコストのかかる部分だけをすべての制度から切り離し一括して管理するからには、政府(+強行採決までして法律を作った自民党と公明党)には何らかの意図があると考えなければなりません。この制度にまとめられた方々が、将来も若い世代と同じ基準で医療を受けられるのかそうではなくなるのか、これは重大な問題です。
 国家として大きく考えれば、この層にかかるコストをどうするかと言う事も考えなければならないのかも知れません。ただし、私たち医者にとっては目の前の患者さんに対して、国家の大局的な見地からコストを考えながら治療を決める事は困難です。とりあえず、目の前の病気を何とかしないと・・・と考えてしまいます。今回いわゆる「末期医療制度」とも言われる、延命の意志確認の制度が後期高齢者医療制度にだけできてすぐに撤回されましたが、今後も後期高齢者医療制度だけのいろいろな方策がとられるのではと感じています。
 近い将来衆議院選挙があるでしょう。何をしても反抗しない層と見られないためには、自己の信念に従って、自己の意志を投票行動で示す事が重要と思います。

 

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2008年6月26日 (木)

電子カルテ導入

1ひさしぶりのブログです。最近1ヶ月はかなり忙しい日が続いていました。
医院にとって大きな変化として5月16日午後から今までの紙カルテを電子カルテに移行しました。当初は平行して運用する予定だったのですが、電子カルテ・紙カルテ両方には記載する時間のある訳もなく、一気に電子カルテへ移行してしまいました。これで1ヶ月以上が過ぎようやく軌道に乗ってきました。写真の左側が電子カルテ、右側は検査データーの管理システム(富山市医師会健康管理センタ=で作成した診療工房)やインターネットへの接続など、種々の業務をこなしているパソコンです。2台のパソコンは連携しており、電子カルテで患者さんのカルテを開くと右側のパソコンにその患者さんの検査データーや内視鏡写真・心電図などが現れます。この事によってこれからの患者さんのデーター管理が容易になるものと考えています。最大の利点は、カルテの記載が後から自分でも読めることでしょうか?!。

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2008年5月13日 (火)

インフルエンザ

Infa 富山市では最近インフルエンザが流行しています。当院でも2日連続インフルエンザが検出されました。予防接種の効果も接種後の時間がたっているために当てにはならず、一部の学校で流行しているようです。昨年は4月には何人か診断しましたが、5月の中旬にインフルエンザを連日診断すると言うことは珍しいことです。
写真はインフルエンザの診断キットの結果です。真ん中の青い線の右側にA型インフルエンザを示す赤い線が出ています。

 最近は暑かったり寒かったりで、かぜの流行も終わりません。ちょっと1枚着たり脱いだり、調節にも気を配った方がよいのかも知れません。

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2008年4月19日 (土)

MRワクチン(麻しん・風しん)

Mirubig最近、大学などで麻疹(はしか)の流行のニュースを聞いたことがあると思います。日本は先進国の中では珍しい麻疹の流行地区なのです。特に麻しんはインフルエンザなどに比べても極めて感染力が強い病気です。流行の原因としては、幼小児期に受けたワクチンによる免疫の低下やそもそもワクチンの接種を行っていなかったことなどがあるようです。本年4月1日より5年間に限って中学1年生(第3期)・高校3年生(第4期)のMR(麻しん風しん)ワクチンの接種が行われることになりました。以上により平成24年には大学4年生相当の年齢以下の方についてはすべて麻しん風しんワクチンが2回接種する機会が与えられたことになります。自費でも受けることは可能ですが、比較的高価なワクチンでもあり、機会を逃さないようにしましょう。

 日本はワクチン接種を受けていない子供やその親に対して寛容な国家ですが、諸外国(特に先進国)では、学校への入学を拒否することもあるとのことです。日本でも学校など手段での生活や不特定多数と接する職業などの場合には特に注意が必要と考えられます。

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2008年4月17日 (木)

後期高齢者医療制度2

Ibaragi後期高齢者医療制度の混乱が毎日報道されています。このポスターは茨城県医師会が作成し、現在の後期高齢者医療制度の問題点を簡明に示してあります。
厚生労働省は、保険料は下がる(はず?)、自由に受診できる、年金からの天引きはお年寄りへの親切のため!、今まで通り自由に医療機関にかかれますと宣伝しています。しかし、この法律には目的は医療費を財政と均衡させることが目的であることが明記され、保険料は医療費の増大に合わせて自動的に上がる、後期高齢者診療料を算定された医療機関以外にはかかりにくくする仕組み、さらには高齢者であっても保険料を滞納すると保険証を取り上げる仕組みが入っています。
自民党・公明党が強行採決までして作った制度ですが、どの様に良いことをささやかれても、法律に医療費を財政と均衡させること・医療費を削減することが目的であることを明記している以上、後期高齢者にとって本当に良い制度であるのかは明らかと思います。

もっと恐ろしいことは、後期高齢者や65才以上の障害者を若い世代から切り離した医療制度にすること・・・将来若い世代と同じ医療が受けられるのか、それともコストを切り詰められた医療の対象となり、もうこれまでですよと言われるのか、実はそこが大きな心配です。

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2008年4月14日 (月)

後期高齢者医療制度

4月1日から後期高齢者医療制度が始まりました。連日ニュースではその混乱が伝えられています。いつの間にか制度が決定されており、余り話題には上っていませんでした。小泉内閣の時に自民党と公明党の強行採決によって決定していたようです。余り話題に上っていなかったのも当然と思います。明らかに75才以上にとっては大きな不利益になる制度ですし、与党にとっては触れたくない話題だったのでしょう。人口の高齢化により増加する社会保障費を毎年2200億円ずつ削減することが政府・自民党・公明党・経済財政諮問会議等により決められています。そのためには老人を一般の保険から切り離し、別立てにすることによって老人医療を徹底して抑制することが必要なのでしょう。今後は老人の療養のための病院等は半減となり、今までの保険からも老人は切り離される。政府は「長寿医療制度」といっていますが、その「長寿」と言う言葉には残念ながら朗らかな響きは無さそうです。どちらにせよ医療と介護は崩壊の危機にあり、年金は大混乱に陥っています。将来何に希望を抱いて生きていくのか・・・本当に厳しい時代になりました。
しかし、この厳しい世の中も、前回衆議院選挙で自民党・公明党の与党を大勝させた多数の国民の意思であり文句も言えません。少なくとも与党に投票した方はご自身の選択なので我慢しなければ。

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2008年4月 1日 (火)

食塩と脳卒中

Img2(図表はクリックで拡大します)

塩分摂取(食塩 )と高血圧や脳卒中については昔から盛んに言われています。ではどの程度なのか?
左の図表はWHOの研究での食塩摂取量と脳卒中死亡率の関係を見たものです。この図での24時間尿中塩分排出量はほぼ24時間の食塩摂取量に相当します。

日本人でも沖縄は約9g、別府で12g、なんと我が富山県では14g強となっており沖縄の1.5倍でした。この表に見られるとおり人種に関係なく食塩と脳卒中は一定の相関関係があることは明らかです。
塩分(食塩)摂取量を減らすことが、将来の脳卒中を予防するために重要なことです。当院の患者さんでも多数の脳卒中の発症があります。みていると多分に自業自得な部分があります。ただし、自業自得と言っても自得の自は自分だけでなく自分の家族をも巻き込んでいることに注意です。自分の健康も守り、家族の生活も守る、塩分摂取に気を付けましょう。(と、自分にも言い聞かせていますが、実行のなんと難しいことか!!)

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2008年3月23日 (日)

ISLS(脳卒中初期)研修会

Isls_2  これは脳卒中初期診療を目的とした研修会のテキストです。今日はその研修会がありました。。最近の研修は講義を聴く形式ではなく、模擬患者や機器を使ってのシミュレーションが主体になります。それだけに緊張します。講義ばかりでは睡魔との戦いになることもありますが、シミュレーション形式(とくに他のメンバーに見られながらの)では緊張も続きつかれますが、1時間本を読むよりは10分間研修を受ける方がよほど役に立ちそうです。

 2006年にACLS、先月には外傷初期診療、今回は脳卒中初期診療の研修を受けていますが、これらの研修は富山大学附属病院救急部を中心として、医師・看護師・救命救急士・学生からなるボランティアのインストラクターによって運営されています。休日にその様なボランティアをしていただくスタッフの方々には感謝!感謝!です。医師向けばかりではなく、今回は看護師・救命救急士への研修もほぼ同じ内容で行われていました。
 日本では全て医師が関与しなければなりませんが、アメリカなどでは充分に教育された看護師・救命救急士が各々の専門分野においては高度の救急処置等行う資格が与えられています。各々の狭い分野においては、充分に教育されたスタッフの方が一般の医師よりはより良い判断をできる可能性も大きいと思います。まず現場に到着する救命救急士や医療・介護の現場にいる看護師が各々に与えられた資格の範囲において独立して救急処置などの医療を行えるようになれば、きわめて有益なものと考えられます。

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2008年3月14日 (金)

特定健康診査・特定健康診査

今年から検診の内容が大きく変わります。特定健康診査(通称メタボ健診)が始まります。
この健診の特徴は、とにかく肥満の生活習慣病患者を見つけ出し、指導を行うことによって今後起こり得る種々の病気を予防し、医療費を削減しようと言うことです。

【腹囲】男性85cm以上・女性90cm以上 もしくは BMI25以上の方で①〜④の項目にあてはまる方は特定保健指導の対象者となります。

①血糖100mg/dl以上 または HbA1c5.2%以上
②中性脂肪150mg/dl または HDL-C40mg/dl未満
③収縮期血圧130mmHg以上 または 拡張期血圧85mmHg 以上
④喫煙歴あり

腹囲はいわゆるウェストサイズではなく、立位で軽く息を吐いたときに臍の高さで測ります。ほぼ一番太いところに相当します。

いかがでしょうか。かなり多くの方がこの基準にあてはまるのではないでしょうか。
血圧や血糖の基準もたいへん厳しいものです。
これらの方々に指導をすることによって、生活が改善され肥満が減るのか壮大な国家的な実験です。たぶん費用の割には効果に乏しいのではないかというのが一般的な予想ですが、せっかく行うからにはその予想に反した結果としたいところです。

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2007年12月24日 (月)

新特定検診(メタボ検診 )

Img次年度から今までの老健法による検診に代わり、通称メタボ検診と言われている特定検診が始まります。今、現場の担当者である市町村の保健担当者(保健所など )は寝る間もないくらいに多忙と思います。しかし、もう来春から実施というのに厚労省では実施の細目や必要なソフトウェアがまだできていない状況です。
「メタボリック症候群 」と言った言葉も今やすっかり普通の言葉となり、だいたいの意味は誰でも知っていると思います。このメタボに着目して行う検診が特定検診とそれに伴う保健指導です。この新しい検診は腹囲を測るなど肥満に着目するかわりにBUN・クレアチニンなどの項目がなくなります。
この検診の目的は医療費削減であることを厚労省は公言しています。この検診には保健指導 というペナルティがあり、さらには成果を上げられなければ保険者(皆さんの加入している保険制度 )にもペナルティがあります。これは会社の県健保組合などに加入している場合には会社を通じて肥満を厳しく指導される可能性もあります。
肥満を厳しく取り締まれば医療費は削減できると厚労省や政府は考えているようです。これはこれからのがんばりにかかっているかも知れません。
この週刊誌の表紙にもあるように、始まる前からこれほど評判の悪い制度も珍しいかもしれません。週刊誌を読む限りはまるで失敗が約束されている様です。
文科省のゆとり教育により日本の学力の世界的評価は落ち、厚労省の研修医制度により地方の医療は崩壊しました。最近10年の政府の施策により格差は拡大し社会保障は当てにならなくなり地方は疲弊しました。郵便局は民営化しましたが良くなったのかそうではないのか。年金制度は自民党の公約に「最後のお一人にいたるまで、責任を持って年金をお支払いすることをお約束します。」とありましたし、福田総理や桝添大臣も就任時にその様に公約したはずですから、これだけはきっと大丈夫??なのでしょう。確か3月が期限だったような気もしますが。

社会はどんどん変わっていきますが、良くなっているのか悪くなっているのか。

 

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2007年10月19日 (金)

不都合な真実

 今日は診療終了後尼崎市に来ています。今日から日曜日まで神戸市において消化器関連学会週間(JDDW)が開催されます。この会には、日本消化器病学会・日本消化器内視鏡学会・消化器集団検診学会・肝臓学会などが合同で行う学会です。日頃の不勉強を少しでも補うべく、毎年秋に参加しています。
 今日は尼崎駅前のホテルですが、駅前の電気店でこの様なDVDを見つけました。

Futugou
パソコン持参で学会に来ているので、今まで見ていました。今年は本当に暑い夏でした。毎年暑くなっているような気がしますが、地球温暖化とは無縁とは言えないようです。地球温暖化が話題になると、その利害関係から意図的に目を背けたり、ことさら声を大きくして否定する発言も聞くことがあります。中には感情的になり論理が破綻していることも。地球温暖化の問題は避けては通れない問題ですが、つい最近まではアメリカのブッシュ政権もことさらに否定的でした。(最近は少々変わってきているようですが) 論理よりも利害が優先していたのではと思われます。話は変わりますが、国会では海上自衛隊のによる補給支援特措法案が問題になっています。好戦的で強引な現在のアメリカの政権の意に沿うことが将来アメリカの国民に評価されるのかそれともされないのか、難しい問題です。

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2007年10月15日 (月)

インフルエンザワクチン

Photo
 そろそろ冬に向けての準備も必要となってきます。その中にはインフルエンザ対策も含まれます。富山市では10月20日より12月28日までインフルエンザ接種券が使用できます。インフルエンザ接種券と予診票の2枚を持参しかかりつけの医療機関に受診して下さい。富山市からは原則として65才以上の方にすでに送付されているはずです。
 インフルエンザの対策としてはインフルエンザワクチンが有効と考えられています。これは感染の確率を低下させますが、接種したからと言ってかからないというものではありません。ただし、重症化と死亡率をかなりの程度抑制できると考えられています。ワクチンには否定的な意見も一部にはありますが、日本のみならず欧米でも積極的に行われています。若年層でもタミフルの使用に制限のある状況では予防が重要と考えられます。

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2007年9月19日 (水)

喫煙と脳梗塞

昨日に続いて脳梗塞の話題をもう一つ。
日本脳卒中学会のホームページに脳卒中治療ガイドライン2004が載っています。
その中の脳卒中発症予防の喫煙についての記載に下記のようなものがあります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【推奨】喫煙者には禁煙が推奨される(グレードA)。(グレードAとは5段階で示された推奨のレベルのうち最も上位のもので「行うよう強く勧められる」と定義されています。)
○エビデンス(根拠)
喫煙は欧米において脳卒中の危険因子であることが報告されており、日本を含む各国で行われた32の研究のメタアナリシスでも喫煙は脳卒中の有意な危険因子であることが示されている(Ⅱb)。また、このメタアナリシスの病型別解析によれば、喫煙は脳梗塞とクモ膜下出血の有意な危険因子であり、脳出血の有意な危険因子ではなかった(Ⅱb)。本邦においても、男性では20本/日以上の喫煙が脳梗塞の危険因子であることや、ラクナ梗塞の危険因子であることが報告されている(Ⅱb)。脳卒中のリスクは喫煙本数が多いほど大きくなり(Ⅱb)、禁煙によりリスクは低下する(Ⅱa-Ⅱb)。
(日本脳卒中学会・脳卒中治療ガイドライン2004より)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  以上のように学会のガイドラインでは述べられています。
脳梗塞になる確率を少しでも下げたいならば、もしくは配偶者を要介護としたくないならばタバコとの関係を再検討する必要があります。ただし、長年吸っていれば、止めたからと言ってタバコの呪縛からすぐに開放されるわけではありません。もしかしたらすでに手遅れと言うことも・・・。これもまた、大いなる自業自得の世界です。

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2007年9月17日 (月)

脳梗塞

今日は午後から再びワイドビューひだで帰ってきました。
View_hida 写真は運転席の後ろからの写真です。ワイドビューと言うだけあって前方の景色がよく見えます。
運転士は信号・標識・速度・各操作・駅の停止非停止など次から次へと確認しつつ運転していました。車の運転とは違って、確認操作が極めて多く、忙しい運転でした。その様子を見ていれば、今後も安心して鉄道に乗ることができます。


 毎日診療を行っていると、脳梗塞を恐れている方は多数おられます。ただし、恐れていて色々相談されたり脳梗塞ではないかと言われる方はおられるのですが、脳梗塞を予防するためにご自身で努力される方はごく少数です。好きなものを食べ肥満を放置したり、たばこはやめるつもりもないとか、高血圧・高コレステロール・高トリグリセリドを放置しながら脳梗塞になりたくないと言われてもそれはどうしようもありません。気を付けなければ大きな自業自得となってしまいます。自分だけは大丈夫と思っている方の中からも脳梗塞は必ず発生します。もし脳梗塞を発症したならばあとは時間との勝負です。
1)突然に片方の手足など身体のどちらかが麻痺する。2)突然にろれつが回らなくなる。3)突然にふらついたり激しいめまいが起こる。4)急に視野がかける。5)意識がなくなる。等の症状があれば脳梗塞かも知れません。ただちに救急車を呼びましょう。ポイントは急に発症することです。
 富山市の場合はいつでも脳卒中の検査と治療ができる医療機関に搬送してもらうことができます。全国的に見れば脳卒中に24時間・365日対応できる地域がすべてではありません。体制のない地域も数多くあります。全国的に脳神経関連の救急体制は、そのスタッフにとって過重な勤務状態となっています。体制を崩壊させないためにも急な発症でないものは症状に合わせ通常の診療時間帯に神経内科または脳神経外科を受診して下さい。

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2007年9月16日 (日)

糖尿病予備軍

今日・明日は日本臨床内科医学会のために名古屋です。
今日の内容は糖尿病に絡むものが多くありました。メタボリック症候群や来年度から始まる新検診もやはり肥満などに基づく生活習慣病に焦点を合わせたものとなる予定です。
将来、糖尿病などの動脈硬化性疾患とならないための指標は厳しくなる傾向にあります。今日の講演の中でも、将来の糖尿病を予測するための指標として、空腹時血糖100mg/dl以上、HbA1c5.2%以上と言った数字が上がっていました。現在の正常値は空腹時血糖110mg/dl未満、HbA1c5.8%以下(検診時は5.6%未満)ですので、結構厳しいものです。当院でも一応正常範囲内なので異常ありませんと話している方の中にもこの基準以上の方は多数おられます。ただ、現在の検診の基準を満たしていれば、なかなか指導しにくいものです。ご自身で検査成績を見直し、その結果として生活全般を見直していただきたいと思います。
写真は学会会場の名古屋国際会議場にある大きな像です。説明の銘板がついていますが今日は見ませんでした。 Nec_0004

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2007年9月 9日 (日)

前立腺癌検診と医療・介護崩壊

今日の読売新聞の第1面は前立腺癌検診についてでした。
Zenritusenjpg2  前立腺癌は経過も比較的ゆっくりであることも多く、なかなか生命に影響を与えることはありません。ただし、大丈夫かと言えばやはり癌には変わりはなく、いずれ転移することにより痛みに苦しみながら亡くなられることもあります。
ゆっくりとした経過であるため死にはなかなか結びつかないことも多く、統計学的には検診の有無は差が出にくいのかも知れません。この様な癌を死亡率で推し量ることは正しいことなのか疑問です。
 今までも厚労省はいろいろな統計を自分たちの都合の良いようにデザインし発表してきただけに、日々の診療の実感とはかけ離れた印象があります。そのうち、高齢者における積極的な医療の必要性に関する統計でも発表するようになるのかも知れません。
 小泉政権以来政府は経済界の要望に従がった政策を進め、医療と介護は徹底的に破壊されました。当然それは地方を破壊することと同義です。これは財政的な要求であり仕方がないのかも知れませんが、大変残念な事です。
 最近では介護における、施設・事業者や家族の負担は大きくなるばかりのような印象があります。とくに政府が進めてている要介護者の入所施設を半減させ、強制的に家庭の戻すよう誘導するような施策は、老人を抱える家庭を崩壊させるのではと心配しています。有料の施設は増えているようですが、利用できない家庭には家庭を崩壊せせるほどの大きな負担となるかも知れません。一所懸命戦後の日本を支えて働き、今は社会からは手のひらを返したような仕打ちを受けたと思われないようになることを願っています。

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2007年6月23日 (土)

メタボリックドミノ

09_p_08メタボリックドミノという言葉を聞いたことがありますか。
これは現在慶応大学内科の伊藤裕教授が提唱した概念です。左の図も伊藤先生の作成されたものです。
生活習慣の乱れが肥満からインシュリン抵抗性を引き起こし、高血圧・高血糖・高脂血症を介して動脈硬化性の病気に至る一連の流れを示しています。最後の段階で起こってくるいろいろな動脈硬化性の病気も生活習慣の乱れ・肥満から引き起こされることが良くあります。逆に考えれば肥満を予防もしくは解消できれば、脳梗塞などの動脈硬化性の病気もかなり予防できる可能性があります。
富山ではピンピンコロリと言う言葉があります。いわゆるポックリ祈願と同様のことだと思いますが、残念ながらいつかは来てしまう寿命の直前まで自分で考え・歩き・食べたいものだと思います。

【図:Medical Tribune 2006年10月26日号特別企画より転載】

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2007年6月 3日 (日)

高血圧治療ガイドライン

Scan10011 動脈硬化性疾患予防ガイドラインの他にも、よく使われるガイドラインとして高血圧治療ガイドラインがあります。
http://homepage1.nifty.com/horichi/kouketuatu1.html
にその概要が紹介されています。
血圧の目標は次のようになります。

高齢者:140/90未満
若年・中年者:135/85未満
糖尿病・腎障害者:130/80未満

血圧に注意を払い、肥満・塩分の過剰摂取などに注意が必要です。高血圧症は脳梗塞の大きなリスクです。

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2007年5月29日 (火)

動脈硬化性疾患予防ガイドライン1

動脈硬化性疾患予防ガイドラインが新しく発刊されました。これはコレステロールや中性脂肪などの治療のガイドラインです。今までは2004年版のガイドラインを使用してきましたが、今回より2007年版で治療方針を決めることになります。
Doumyaku このガイドラインの特徴は、最も大きな変更点として総コレステロール値が基準値から外れました。今後はコレステロールに関してはLDLコレステロールとHDLコレステロールに注目し、総コレステロールに関しては測定しなくても良いこととなっています。
2004年版でもLDLコレステロールを重視することとなっていたのですが、今後は総コレステロールは問題としないことになりました。
LDL-C=TCーHDL-CーTG/5でも算出できます。
LDL-C:LDLコレステロール(悪玉コレステロール)
HDL-C:HDLコレステロール(善玉コレステロール)
TG:トリグリセリド(中性脂肪)
総コレステロールが高くてもLDL-C・HDL-C・TGが目標値を満たしていればほとんどの場合治療は必要ないことになります。

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2007年5月 8日 (火)

麻疹(はしか)

富山では余り話題にはなっていませんが、関東地方・長野・宮城などでははしかが流行しています。東京では都立高校や都立養護学校で集団発生しています。はしかは一度かかった方には終生免疫ができてかからないと考えられていますが、ワクチン接種などでは免疫が低下し罹患することもあります。当然のことですがワクチン接種さえ受けていないとすれば感染しようとも単に自業自得なので仕方がありません。ただし、感染力が極めて強く周囲の免疫の低下した方々にうつすために注意が必要です。
Mashinqa4【グラフ:成人麻疹(15歳以上)の発生】

グラフは東京都感染症情報センターの統計です。15歳以上の麻疹が著増していることが分かります。麻疹にかかったことのない方は要注意です。
10日前後の潜伏期の後に、38℃程度の発熱やかぜ様症状がとなり、2〜3日間熱が続いた後に高熱とともに発疹が出現します。脳炎・肺炎・中耳炎などを発症することもあり、成人にとっては重篤な感染症です。

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2007年4月24日 (火)

富山市救急医療センター

富山市には富山市救急医療センターという休日夜間の急患の診療施設があります。小児科(全日)・内科(全日)・外科(水〜土と日曜・休日全て)の医師が夜間・休日に初期救急(外来のみですむ軽症の方の治療)を行っています。先週出された厚労省の報告書でもこのような夜間・休日の診療施設を整備するようにとの提言がありましたが、富山市では約30年以上前から既に行われています。ただ、富山市にとってはあまりにあたり前のためかそれほど意識されているわけではありませんが、全国的に見れば夜間休日の医療施設で困ることのない地域が全てではありません。
しばしば新聞等でも報道されているように、救急医療が崩壊し夜間休日は急病になれば生命にQqcenter_1 関わる地域も多く存在します。残念ながら富山市でも医師の数は極めて不足し、夜間休日に充分に医師がいるわけではありません。にもかかわらず、2次救急病院にカゼなどの軽症の方が多く受診し、人手不足から本来の重症者の医療の妨げになる可能性があります。もし自分が重症となった場合、カゼなどの治療の片手間に自分の治療が行われるとしたら・・・あくまで仮定の話ですがそうならないことを祈ります。
(写真は富山市救急医療センターの点滴処置室)

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2007年3月12日 (月)

タミフル

インフルエンザが富山でも流行しています。毎日何人も感染して受診されます。
2月中旬までは適応があれば、タミフルと余り強くない解熱剤を処方して終わりでした。
Tamiflu タミフルに関しては不必要との意見もありますが、多くの場合かなり楽に治ります。いずれ時間がたてば治るのだからタミフルは不要との意見もありますが、インフルエンザとはそのまま発症すればかなり苦しい病気です。自分だったら躊躇せず服用するでしょう。
 ところが、今回注目されている副作用には困りました。中学生ぐらいの年齢の子供たちが飛び降りたり、錯乱に陥る。中学生ぐらいの年代だけに発生しており、その年代以外はほとんど発生していない。原因も全く不明、どういう訳かアジア系に多いとの情報も流れています。当院では原則として中学生とその前後の子供たちには処方しないことにしました。
早く原因や対策が分かればよいのですが。

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2007年1月31日 (水)

インフルエンザ(2)

先週末よりインフルエンザが当院でも見つかるようになりました。こんなに遅かったのは初めてです。ただし、流行と言った感じではありません。富山では今日も快晴で3月か4月上旬のような天気でした。あまりに天候が良すぎて、地球温暖化が気になります。
Dsc_1311_1 ←インフルエンザの迅速診断キットです。上側の窓に2本の線が出ています。A型インフルエンザと診断しました。

2・3週間前まで猛威をふるっていた感染性胃腸炎(ノロウイルス)はすっかり下火となりました。

インフルエンザの情報については国立感染症研究所http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/fluQA/QAgen01.html
のホームページを見てください。

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2007年1月21日 (日)

インフルエンザ

インフルエンザの発生がようやくニュースになるようになってきました。富山では流行はまだですが、全国的に見れば流行の始まった地域もあります。今週末頃になれば富山でも流行がニュースになっているかもしれません。(そうなっていないことを望みます)Scan10013

ノロウイルスによる感染性胃腸炎の流行もありました。今後もうがい・手洗い・マスク・充分な睡眠など日常的な注意が必要です。

中国や東南アジアなどでは高病原性鳥インフルエンザが問題になっています。日本でも先日鶏の大量死が問題になっていました。感染症である以上、ひとたび封じ込めに失敗すればパンデミック(世界的な流行)となる可能性があります。

歴史上何度もインフルエンザが流行し数百万人単位で死亡者が出ています。かつては弱った老人を一掃する病気として恐れられていた時代もありました。現代でもほとんど免疫のない新しい型のインフルエンザが流行したならば同じような状況が起こりえるかもしれません。インフルエンザウイルスは絶えず遺伝子レベルで変異しており、いつでもヒトに対して猛威をふるう可能性があります。

地球にとって人口が増えれば感染症は起こりやすくなる。そうすればインフルエンザで人口が減る。単なる自然の調節なのかもしれません。

通常のインフルエンザに関する情報は↓を見てください。
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/fluQA/QAgen01.html

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2006年11月24日 (金)

インフルエンザワクチン

Inf_1 久しぶりのブログとなってしまいました。最近はどういう訳か忙しくて。
11月に入ってからインフルエンザワクチンの接種が始まっています。特に65歳以上の方には市よりインフルエンザワクチンの接種券が配布されています。接種券と問診票の2枚の青い紙(富山市の場合)を持参してください。自己負担金の金額は接種券に書かれています。

当院では550本(1本に2名分)のワクチンを用意しましたが、現在まで約250本を使用しました。無くなりましたら終了します。予約はとっておりません。(人数が多すぎて予約の管理ができません)

ワクチンについてはいろいろな意見がありますが、自分や自分の家族、スタッフにはすべて接種しています。ワクチンによって完全にかからないとは言えませんが、かかってもかなり軽くてすむようです。

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2006年8月19日 (土)

胃癌検診

今は検診が盛んに行われている時期です。皆さんは検診を積極的に受診しておられるでしょうか。症状がないからと言って大丈夫なわけではありません。逆に症状が出てからでは治らないことも・・・。

Borr3 最近では胃癌が良く見つかります。左の写真も胃癌です。つるつるしたピンク色の部分は正常粘膜。中央の虫が食ったようなところは胃癌の部分です。当院では胃透視も胃内視鏡も行っておりますが、どちらかと言えば胃内視鏡をお勧めしております。胃癌は早期に発見されれば治る病気です。検診は確実に受けましょう。

この写真はもはや早期とはいえません。数ヶ月前から調子が悪かったそうですが、忙しさに紛れていたとのことでした。

(オリンパス GIF-XP260)

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2006年7月 2日 (日)

チャドクガ皮膚炎

ひさしぶりのブログです。最近忙しくて。ところで6月は富山でチャドクガ(茶毒蛾)という毛虫が大発生していました。この毛虫は近くを通りかかっただけでもかぶれる事があります。富山市救急医療センターにも多数の受診者がいるとのことで、皮膚科の先生に救急センター用の初期治療マニュアルを作っていただきました。プライマリケアでも役に立つと思いますのでブログに取り上げました。皮膚科以外ではとりあえずマニュアル通りに治療を開始し、なるべくすみやかに皮膚科へ紹介が必要と思います。患者さんは・・・即、皮膚科へ行きましょう。

茶毒蛾初療アニュアル・・・「tyadokuga.pdf」をダウンロード

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2006年3月19日 (日)

ICLS(ACLS基礎)研修会

久しぶりのブログです。先週は月曜日から今日(日曜日)まで毎日診療時間外に会議・研修会・講演会などがあって全く時間がありませんでした。
ICLS土曜日・日曜日はICLSの研修を受けてきました。それってなに?・・・いわば救急蘇生の研修会です。本を見れば簡単そうなのに、いざ緊急時に完全にできるかと言われれば、実はなかなか困難で未だ自信がありません。と言うわけで昨日・今日とくりかえしシミュレーションさせられてきました。この研修は富山大学救急医学の教授を中心に医師・看護師・救急救命士・臨床検査技師・医学生などのボランティアスタッフにより行われていました。そのスタッフのすばらしい熱意とわかりやすい研修は感動的でした。
現在では公共の場や学校にもAED(自動除細動器)が設置され、緊急時の救急処置は市民の義務と考えられるようになる日も近いかも知れません。もしAEDを見かけたなら、すこしは興味をもってください。そしてできればそのような講習を受ける機会があればと思います。もしかしたら、自分の家族を助けることができるかも知れないのです。

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2006年3月11日 (土)

上部消化管内視鏡

もうすぐ検診の季節です。富山市では40才以上の住民検診が5月から12月まで行われます。検診と言えば集団検診を思い浮かべますが、医療機関で個別に受けることができます。また、職場検診を受けられる方も多いと思います。

今回は当院において施行している上部消化管内視鏡(胃カメラ)の写真を見せます。

GTF-1GTF-2

左:胃の出口付近を見たところ。真ん中の穴は十二指腸への出口です。
右:胃角部という胃の折れ曲がったところ




GTF-3GTF-4左:胃の入り口を見上げているところ。食道から胃に内視鏡が入っているのが見えます。
右:胃の入り口付近から見下ろしているところ。胃体部を見ています。

(オリンパスGIF-XP260)

胃の調子が悪いとき、検診で精密検査が必要と判断されたときは必ず精密検査を受ける必要があります。時々診察で分からないか?や血液検査で分からないか?と聞かれることもありますが、分かりません。もしくは手遅れになった頃に分かるかもしれません。たとえば高血圧や糖尿病などで通院していると、しょっちゅう医者に行っているから大丈夫と思っておられる方もおられます。しかし、それはその病気だけを診ているのであって、その他のことは分からないことも数多くあります。通院していても必ず検診は受けましょう。

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2006年2月27日 (月)

超音波検査

オリンピックも終わりました。4位であと一歩メダルに届かなかった選手はきっと残念な思いがあるでしょう。メダルと4位の差は雲泥かもしれません。でも世界で4位・・・なんてすばらしいことでしょうか。
 ところで久しぶりに医療系の話題を。
もっとも楽な検査はと聞かれれば・・・たぶん超音波検査もその一つと思います。当院では腹部(肝臓・腎臓・膵臓・胆嚢・脾臓・一部尿路系)、心臓、甲状腺、乳腺、頸動脈、その他血管系、表在部のエコーを行います。なんと言っても受ける方にとっては楽な検査なので、とりあえずエコーで見てなんてこともあります。(ついでに医者にとっては器械が高い割には検査料が安くて元が取れないうえに時間がかかる!) 最近でも、なんか腰痛か筋肉痛みたくてなんていってた方に検査をしたら腎臓に腫瘍があって・・・てこともあります。
Echo060227写真は心エコー(心臓の超音波検査)をしたときの写真です。
画面には心臓の断面が映っています。

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2006年2月18日 (土)

牛海綿状脳症(BSE)

当院の土曜日の診療時間は午前のみ(9:00~13:00)ですが、今日は大変混雑し待ち時間も長くなりご迷惑をおかけしました。なかなかスピードアップもできず、待ち時間が長くなることに関しては悩んでいます。

ところで、2001年に大きく問題となったBSE(通称狂牛病)ももうすぐ5年がたとうとしていますが何らの解決も対策もうまくいっていない印象です。日本はわかりませんが、アメリカやヨーロッパではBSEに関する情報は意図的に隠されており、これらの国からの輸入牛肉の安全性には心配なものがあります。BSEの危険性は交通事故以下とのアメリカからの話には論理的には正しい部分もあります。完全な安全性の追求はコストとの兼ね合いもありよく考えなければならないでしょう。ただし、情報が不足し意図的に隠されていると感じる現状においては、やはり納得して食べることはできないと感じています。
BSEの情報 http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/bse/bse-s.html

yari050817写真は大喰岳から見た槍ヶ岳です。
山の朝は爽快そのものです。
空気の匂いから違います。

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2006年2月17日 (金)

木曜日

今は2月17日(金)午前1時40分、そろそろ寝ないと明日がつらいかも・・・。
木曜日は診療所は午後休診です。ただし遊んではいません。木曜午後は往診日として、往診やその他の雑用に出かけていることがほとんどです。今日も往診・雑用・夜は胃炎と内視鏡に関する講演会がありました。当院に通院しておられた方も、年齢が上がるにつれて通院できなくなるとこんどはこちらから出向いていくことになります。ただ、残念ながら余力がないため、元からの当院の患者さん以外からの往診の依頼は受けることができません。

政府は今度の医療制度改革で入院・入所のコストを減らし、家庭での介護を増やそうとしています。財政上の理由からこれから医療と福祉はなおいっそう削減されることは覚悟しなければならないと思います。いまから、生活習慣に留意し健康を保つことは、自分や家族の生活を守るために重要なことです。「たばこ・血圧・体重(肥満)・アルコール・塩分」・・・これらは全て減らすべきものです。

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2006年2月15日 (水)

暖かい日

富山県の2月としては画期的に暖かい日が続いています。例年ならば2月は最も雪の多い月のはずですが、富山市内には雪はありません。12月で降り終わったのでしょうか。
今日はインフルエンザと診断したのは1名だけでした。ようやく流行は終息に向かっているようです。ただし、昨年は3月にB型インフルエンザの流行がありました。

yari0408
写真は北アルプス・槍ヶ岳3180m(西鎌尾根から撮影)です。
笠ヶ岳~双六岳~槍ヶ岳のコースは絶えず目標を見ながら稜線を歩けるので、とても良いコースです。

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2006年2月14日 (火)

検診と大腸癌

今日は高血圧の勉強会のようなものがあって参加してきました。なかなか勉強になる会でした。
ところで、昨年検診を受けて、その結果要精査となっているにもかかわらず放置してはいませんか?。特に胃や大腸など、精密検査の苦痛?(と言うより怖さ?)を嫌がって放置はしていませんか。大腸の検便で陽性となっているにもかかわらず、痔だろうぐらいに考えてはいませんか?。元来日本人には胃癌はありきたりの病気ですし、食事の欧米化に伴って大腸癌も増えています。
coloncancer写真は大腸癌の注腸造影というバリウムを注入して行う検査で大腸癌が認められたものです。よく見るとリンゴの芯のよ